音楽配信のやめ方

音楽配信サービスの解約でいちばん多い不安は「プレイリストが消えるのでは」です。 答えはサービスによって違います。残るものと、取り戻せなくなるものがあります。

これは「良し悪し」の比較ではありません

出口の条件がどう違うかを並べたものです。★は公式に記載された事実の合計で、 運営の評価ではありません。並び順は名前順に固定しています。

出口の条件をくらべる

サービス 解約難易度 解約後いつまで使える データはどうなる 課金の止まり方 再加入
Amazon Music Unlimited 8/23 確認 簡単 問題なし: プランが終了するまでは、そのまま聴ける 条件つき・要確認: 買った楽曲は残る。聴き放題の楽曲はグレーアウトする 問題なし: 解約すると、次の会費は請求されない 問題なし: 再登録できる。一時停止していれば、いつでも再開できる
Apple Music 8/22 確認 簡単 問題なし: 有効期限が切れるまでは再生できる 条件つき・要確認: カタログの曲とカタログから作ったプレイリストは使えなくなる。登録前からあった音楽は残る 問題なし: 有効期限が切れたあとは請求されない 問題なし: いつでも再開できる。Apple Account 自体は解約の影響を受けない
Spotify Premium 8/21 確認 簡単 問題なし: 次の請求日までPremiumを使える。ただし無料体験中の解約はその時点で終了する 問題なし: プレイリストと保存した音楽は、Freeプランになっても残る 問題なし: 請求期間の終了後は請求が発生しない 問題なし: アカウントが残るため、いつでもPremiumに戻せる。ただし無料体験は再開できない
YouTube Premium 8/21 確認 簡単 問題なし: 請求対象期間が終わるまで、特典を引き続き利用できる 条件つき・要確認: 一時保存(オフライン再生用)の動画は再生できなくなる 問題なし: 解約すると、再登録しない限り請求は発生しない 問題なし: いつでも再登録できる

各項目の根拠(公式ページへのリンクと確認日)は、それぞれのサービスのページにあります。

このカテゴリで、とくに気をつけること

プレイリストが残るかどうかは、サービスによって正反対

ここが、横断で見て初めて分かるところです。

Spotify は、アカウントが Free プランに切り替わっても 「プレイリストや保存済みの音楽を引き続き楽しめます」と案内しています。 アカウントごと消えるわけではなく、作ったものは残ります。

Apple Music は違います。 「Apple Musicカタログから追加されたプレイリストや、Apple Musicカタログの音楽を 使って作成したプレイリストも利用できなくなります」と明記されています。 自分で作ったプレイリストでも、中身がカタログの曲なら使えなくなります。

「音楽配信の解約=プレイリストは残る」と思い込んでいると、 Apple Music で取り返しがつかなくなります。

記録は、解約する前にしかできない

Apple Music の場合、解約後にプレイリストの中身を確認する手段がありません。 公式にも、取り戻す方法は案内されていません。

できるのは、解約の前に曲名とアーティスト名を書き出しておくことだけです。 それさえあれば、別のサービスで作り直せます。

あとから思い出そうとしても、何が入っていたか分からなくなります。

ダウンロードしてあっても、解約後は聴けない

これはどのサービスにも共通します。

ダウンロードは有料プランの機能であり、 曲を手元のファイルとして持てるようになるわけではありません。 契約が終われば、端末に保存されていても再生できません。

「解約する前にとりあえず全部ダウンロードしておく」は意味がありません。 退避になるのは、曲名の記録のほうです。

無料体験の扱いに注意する

多くのサービスは「解約しても期間の末日まで使える」ため、 早めに解約しても損はしません。

ただし Spotify は違います。無料体験中に解約すると、 その時点で Free プランに切り替わり、残りの日数は使えません。 しかも無料体験を再開することはできません。

Apple は、トライアルの自動更新を避けるには 終了日の少なくとも24時間前に解約するよう案内しています。

どこで登録したかで、解約する場所が変わる

Apple Music を Google Play 経由で契約している場合、 Apple 側の画面からは解約できません。 Android の Apple Music アプリか play.google.com からになります。

Spotify も、携帯電話会社などのパートナー経由で加入していると Spotify のアカウント情報からは解約できません。

Amazon Music Unlimited も同じで、公式が 「Apple、Google、または携帯電話会社を通じて登録された場合は、 そちらに直接お問い合わせいただき」と案内しています。

「解約のボタンが見つからない」と感じたら、まず契約元を確かめてください。

やめる以外に、「止める」という選択肢があることがある

解約か継続か、の二択だと思われがちですが、そうでないものがあります。

Amazon Music Unlimited には「一時停止」があります。 公式はこう書いています。

「月額サブスクリプションをキャンセルする代わりに、一時停止することも可能です。 一時停止は、請求サイクルの終了時に有効になります。 サブスクリプションは自動的に再開されます」

しばらく聴かない時期があるだけなら、これで足ります。 プレイリストもライブラリもそのまま残ります。

ただし自動的に再開します。 止めっぱなしにはなりません。 そのまま終わらせたいなら、一時停止中に解約してください。

年額プラン・無料体験・キャンペーン・Apple / Google / 携帯電話会社のプランでは 一時停止できない、とも書かれています。

名前がよく似た別のプランがあると、解約できたか分からなくなる

Amazon Music には4つあります。 Amazon Music Free、プライム会員特典の Amazon Music、 Amazon Music Standard、そして Amazon Music Unlimited です。

このうちプライム会員特典の Amazon Music は、 Unlimited を解約しても残ります。

つまり「解約したのに、まだ音楽が聴ける」が正常な状態として起こります。 逆に「聴けなくなったから解約できた」とも言い切れません。

聴けるかどうかで判断しないでください。 契約の画面で、どのプランが残っているかを見る必要があります。

値上げが期間の途中で効くかどうかも、会社によって違う

同じ「値上げ」でも、いつから効くかが違います。

Amazon Music Unlimited の規約は 「いかなる会費の増額も、お客様のUnlimitedプランの期間中の会費に 影響を及ぼすことはありません」としています。効くのは次の更新からです。

年払いで契約している場合、この差は1年分の金額になります。 値上げの知らせが来たときは、いつから効くのかを先に確かめてください。

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