解約したことを、あとから証明できるようにする
解約したのに請求が続いたとき、手続きしたことを示せるかどうかで話が変わります。 残すのは完了画面・確認メール・手続きの記録・明細の4点です。
なぜ、証拠が要るのか
解約の手続きは、たいてい数十秒で終わります。 終われば画面が切り替わり、それで完了です。
問題は、そのあと請求が続いたときです。
画面はもう戻せません。手続きした日時も、正確には覚えていません。 問い合わせても「こちらでは解約の記録が確認できません」と言われたら、 そこから先に進めなくなります。
証拠は、解約した瞬間にしか残せません。 あとから作ることはできないので、手続きのついでに残しておくのがいちばん確実です。
なお、請求が続く原因のほとんどは不正ではありません。 別の契約が残っていた、契約元が違った、反映が翌月だった、のいずれかです。 証拠があれば、そのどれなのかを短時間で切り分けられます。
残すのは、この4点
どのサービスでも共通して役に立つのは、次の4つです。 上から順に、価値が高い順に並んでいます。
| 残すもの | いつ | なぜ役に立つか |
|---|---|---|
| 完了画面のスクリーンショット | 手続きの直後 | 手続きが完了したことと、その時点の画面表示を示せる |
| 確認メール | 手続きの直後〜数分後 | 送信元と受信日時が記録として残る。消さずに保管する |
| 手続きの記録(メモ) | 手続きの直後 | 契約元・手続きした日時・解約したサービス名を残す |
| 請求明細 | 手続き後2か月ぶん | 請求が実際に止まったかを確認できる |
4つすべてが必要なわけではありません。1つ目と2つ目が残っていれば、たいていの場面で足ります。
完了画面は、日時が分かる形で撮る
スクリーンショットで大事なのは、次の3つが1枚に写っていることです。
「手続きが完了した」という表示。 サービス名またはプラン名。 端末の時計(スマートフォンなら画面上部に出ています)。
端末の時計が写っていれば、いつ撮ったものかを画面そのものが示します。 パソコンで撮る場合は、時計が画面に出ていないことがあるため、 ブラウザごと画面全体を撮るか、撮影後にファイルの作成日時を確認できるようにしておきます。
- 手続きを進め、完了の画面が出るまで進める
- 画面をスクロールせず、そのままスクリーンショットを撮る
- 完了の文言が長い場合は、スクロールしてもう1枚撮る
- 撮った画像を、消えない場所(クラウドのアルバムなど)へ移す
完了画面が出ないまま画面が閉じてしまった場合は、手続きが終わっていない可能性があります。もう一度、契約状況の画面を開いて確認してください。
確認メールは、届くサービスと届かないサービスがある
解約後に確認のメールが届くかどうかは、サービスによって違います。 届くと分かっているものは、届いたことを確かめてください。
届かないサービスの場合、完了画面のスクリーンショットが唯一の証拠になります。 その場合は、より丁寧に撮っておいてください。
| サービス | 公式が案内している完了の合図 |
|---|---|
| Audible | 「会員プランの退会申し込みを受け付けました」というメールが届く |
| U-NEXT | 解約受け付け完了の画面が出る。契約中サービスの一覧から消える |
| Kindle Unlimited | 会員登録を管理する画面に、会員資格の終了日が表示される |
| Amazon Prime | 特典を利用していない場合、2〜3営業日以内に返金の処理が始まる |
ここに無いサービスについては、各サービスのページの「完了の確認」を見てください。
メールは消さない。まとめておく
確認メールは、受信箱の中で埋もれます。 解約したことを思い出す必要が出るのは、たいてい数か月後です。
いちばん簡単なのは、専用のラベルやフォルダを1つ作って、 解約に関するメールをすべてそこへ入れておくことです。 「解約」とだけ名前を付けておけば十分です。
迷惑メールに振り分けられていることもあるため、 手続きの直後に届いていない場合は迷惑メールも確認してください。
- メールソフトに「解約」という名前のラベル(フォルダ)を作る
- 解約の確認メールが届いたら、そこへ入れる
- 手続き前に届いていた申込完了メールも、見つけたら一緒に入れる
- 請求が止まったことを確認できるまで、消さずに残す
手続きの記録は、この4つを書く
メモは短くて構いません。 あとから必要になるのは、次の4つだけです。
- 手続きした日と時刻
- 解約したサービス名・プラン名(「月額プラン」など、画面に出ていた通りに)
- 契約元(公式サイト/App Store/Google Play/Amazon/携帯会社など)
- 手続きした画面の場所(「アカウント・契約 → 契約内容の確認・解約」など)
契約元を書き残すことが、いちばん効きます。 「解約したのに請求が続く」の多くは、別の契約元にもう1つ契約が残っているためです。 どこで手続きしたかが分かっていれば、探す場所がすぐに決まります。
請求が止まったことは、2か月ぶん確認する
解約した月の明細だけでは足りません。
多くのサービスは月単位で請求するため、 解約した月にはすでに発生した請求が載ります。これは正常です。
止まったかどうかが分かるのは、その次の請求日を過ぎてからです。 解約後、2回ぶんの明細を確認してください。
クレジットカードの場合、サービス側の更新日とカード会社の引き落とし日は別で、 数週間ずれることがあります。日付が合わないことだけを理由に慌てないでください。
それでも請求が続いたら
まず、次の順で確認してください。ここまでで解決することがほとんどです。
1. 同じサービスに、別の月額サービスが残っていないか(月額プランとは別のパックなど) 2. 同じブランドの、別の契約が残っていないか(Amazonプライムと Kindle Unlimited など) 3. 契約元が複数ないか(公式サイトとApp Storeの両方で契約していた、など) 4. 請求の名義が、そのサービスのものかどうか
それでも原因が分からない場合は、残しておいた証拠を持って問い合わせます。 完了画面・確認メール・手続きの日時がそろっていれば、話は早く進みます。
契約した覚えがまったくない請求や、説明のない高額な請求については、このサイトでは判断しません。消費者ホットライン 188(いやや!)に電話すると、お住まいの地域の消費生活センター等につながります。
アカウントを消す前に、必ず残す
アカウントの削除(退会)まで進む場合は、順番に注意してください。
アカウントを消すと、そのサービスの画面にログインできなくなります。 契約の履歴も、手続きの記録も、あとから確認できません。 届いていたメールだけが手元に残ります。
アカウントを消すのは、請求が止まったことを確認してからにしてください。 多くのサービスで、アカウントを持ち続けること自体に費用はかかりません。
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